娘が2か月ぶりに学校へ…母へのカウンセリングと漢方の力

 

小学生・女子の相談事例です。

 

人間関係や勉強が理由で不登校になったお子様のお話です。
学校へ行けなくなったのは、5月頃から。

 

不登校になり2週間くらいのときにお母様が相談にいらっしゃいました。

 

詳しい様子を伺うと、朝ごはんの後お腹が痛くなったり、倦怠感があったそうです。

 

人目を避けるようになり、テーブルの下に布で目隠しをして自分だけの隠れ家を作り、その中に籠るようにもなりました。

 

学校に行きたい気持ちもあるものの、行けていない自分を責める気持ちや焦りが募り、さらに行けなくなっているようでした。

 

一方でお母様も突然の出来事に心を痛められ、心身が疲労していました。

 

そこで相談の際は、体質に基づいて漢方を選ぶのと同時に、「お母様へのカウンセリング」を行いました。

 

選んだお薬は、「心の傷を癒し自律神経を整える漢方」。
今回は母子同薬といって、母と子で同じものを服用していただきました。

 

お母様へのカウンセリングでは、子どもの心の栄養を貯めていく方法や、お母様の心を守る方法などを、その時の状況に合わせてお話ししました。

 

また、子どもの変化や感じたことなどを書き留める日記を毎日つけていただき、1週間ごとにカウンセリングを行いました。

 

すると、数日でお子様に変化がみられました。
お子様が「学校に行ってみようかな」と言い始め、運動会に参加することができたのです。

 

ところが、結果的にはそこで気力を使い果たしてしまったようで、再び学校へ行けない日が続きます。
お母様は変化を喜んだ分、さらに落胆されているようでした。

 

お母様が落ち込んだ状態のままだと、お子様に良い変化は訪れません。

 

そこでここからは、お母様の「こうでなければならない」という枠を外すカウンセリングを始めました。

 

ありのままを受容することで、子どもは動けるようになっていきます。
そして「受容」と同じくらい大事なことが、「我が子を自立した大人に育てる」という「親の本気」です。

 

この「親の本気」が子どもの目を覚まし、子どもの本来持っている力が戻ってくるのです。

 

このご家族の場合は、不登校から2か月が経った1学期の最後に、突然登校する日がやってきました。

 

朝起きてきて、「お母さん、今日登校するから、友達のママに朝一緒に行こうってLINEして」と言ってきたそうです。

 

そして、友達と歩いて元気に学校に行ったそうです。
お母様は信じられないといった様子でご報告くださいました。

 

現在は夏休み中ですが、新学期からも引き続きお母様とお子様をサポートし、心身の状態を整えながら、学校生活に適応していけるよう支援を続けてまいります。

 

 

★ お母様から体験記をいただいています

体験記
体験記

 



◎「漢方相談×心理カウンセリング」で、心と体の健康をサポート致します。

漢方薬剤師 × 心に寄り添うカウンセラー
<漢方薬剤師×心に寄り添うカウンセラー>
簑島 幸代(みのしま さちよ)

・薬剤師
・メンタル心理カウンセラー
・薬膳アドバイザー
・女性の健康アドバイザー

漢方相談と心理カウンセリングを併用して、"体調不良"や"不妊"を根本から改善いたします。

うつ症状や自律神経の乱れなどの"心のケア"、"妊活・子宝相談"に定評があります。
詳しく見る

大磯町、二宮町、平塚市、小田原市、中井町、秦野市、伊勢原市、茅ヶ崎市、藤沢市など湘南地区から多くの方にご来店いただいています。

電話相談、オンライン相談もしております。
お気軽にご相談下さい。

相談はご予約制です。
ご予約は以下の予約カレンダーからお願いします。
予約カレンダーへ



相談事例 一覧へ
ブログ 一覧へ