【相談事例】チック症も改善するママタイムの秘密

 

10代男性(C君)の相談事例です。

 

【相談内容】

小5の夏頃からチック症(まばたきや咳払い、首振りや奇声が本人の意思に関係なく繰り返し出てしまう症状)が目立ち始めました。

 

頭が勝手に動くので、友達からも指摘され始め、相談にいらっしゃいました。

 

C君は体が細く、顔が黄色がかり、舌の先が赤くなっていました。
胃腸の力が弱く、気や血が不足し、ストレスが溜まっているのが分かりました。

 

脾気虚、心肝火旺という体質です。

 

C君は3人兄妹の長男。
お母さんは仕事に育児に忙しく、C君とお母さんがゆっくり話す時間はほとんどありませんでした。

 

C君はお母さんに甘えたい気持ちを我慢し、お兄ちゃんを頑張ってやっていました。
鬱屈した思いはイライラや怒りになり、妹達とケンカをしては注意されていました。

 

私は、C君のチック症には、この「満たされない心」が関係していると考えました。

 

そこで養生では「ママタイム」をお願いしました。
1か月に1度、数時間お母さんとC君だけで過ごすのです。
気兼ねなくお母さんに甘えられる貴重な時間です。

 

イライラや反抗が強いお子さんにはママタイムが有効です。
その時間は、子どもが行きたいところに行き、食べたいものを食べ、デートのように楽しみます。

 

そして、食事面では、主食をパンからお米に変えてもらいました。
日本人には米が合います。

 

エネルギーを表す「気」という漢字は、戦前まで「氣」と書きました。
米が気力の元になるのです。

 

漢方は、チックの原因となっているストレスを発散するものをお渡ししました。
粒なので子どもでも飲みやすいものです。

 

【その後】

2か月するとチックの回数が減少し、3か月後にはほぼ消えました。
その後、漢方を飲まなくてもチック症は出ず、カウンセリングは終了となりました。

 

チック症は難治性のものも多い中、この症例では数か月で症状を無くすことができました。

 

漢方だけであればこんなに早く効果は出なかったと思います。

 

我慢していた気持ちを言えるようになったこと、気兼ねなく母に甘えられたことが大きいと感じています。

 

子どもが一番欲しているのは「母からの愛」なのかもしれません。

 

これからのC君の人生が、光に満ちたものとなるよう願っています。

 



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< 漢方薬剤師 × 心に寄り添うカウンセラー >
簑島 幸代(みのしま さちよ)

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